木造の家を建てるのに木材のことを知らないで家を建てる人が殆ど。
大手だから有名だから大丈夫ってみんな思ってない?
いろんな情報があふれているけど自分で本質を見極めて取捨選択してほしいです。
今回は木材のはなし。
ところで木材はいつ死ぬのでしょうか?
切られたとき?
いいえ。
木が伐採されて木材へと加工される際に乾燥しなければ木材として使えない。
そのとき乾燥機といわれる機械に入れられ高温で長時間乾燥される。
木も地上のいきもの
体験したことのない高温にさらされれば死んでしまう。
水分と共に油分や木材が持つエキスが一緒に抜け出てしまう。
香りや防虫成分、粘り、しなりといった木の持つ本来の大事な要素がその時無くなる。
僕らはそういうミイラ化してしまった木のことを「死んだ木」と言っている。
そんな材料を使うことは施主の為にもならない。
見た目には殆ど違いはないし、プロでなければ見分けることができない。
機械乾燥された木材が住宅に使われるのは9割を超える。
勿論施主は「死んだ木」だとは思っていない。
音響熟成木材は約20年前に出会った。
機械乾燥をされた木材を使いたくない自分たちはその魅力にすぐに気づいた。
無理な加熱をすることなく約38度で保たれた倉庫でクラッシックを聴きながら
水分だけを抜いていく。
クラッシックを聴かせるのは音の波動で水分だけを出す為。
クラッシックなんてと笑う人がいるかもしれないが音の波動で水が反応することは
化学で証明されている。
音響熟成木材は機械乾燥でなくなってしまう木の大事な要素がすべて残る。
更に自然乾燥された材料よりも油分やエキスの保有量が高い。
正直我々プロでもそのことに少し驚く。
木を「物」として扱うか「生き物」として扱うのか
あなたならどちらを選びますか?
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