だから、多くの家は規格的な「ほぞ」になっていますよ。
でも、家に使う柱って、同じ杉を使ってもそれぞれが違うわけでしょ。人間だって、「ウマが合う・合わない」っていうものがあるのと同じで、組み合わせる木の相性みたいなものがあってね、それを感じとりながら「ほぞ」の入れ方を決めるんです。そこまでしなくても…ってよく言われますが、これが本当に重要なんです。


子ども達が作る組体操のピラミッドと同じですよ。体力がある者ばかり集めてもピラミッドが倒れることがあるでしょ。でも、相性がいいグループが組むと綺麗に出来上がる。
だから、二本の柱をどう出会わすのか?その相性は重要だから、柱になる木を実際に見て「ほぞ」の入れ方を決めるのです。
この時は木とおしゃべりをしているような感覚になります。そこまでいうと、「変な奴」って言われそうですから、そんなことを人に言いませんけどね。最初はこの感覚を掴むのに苦労しました。

つづく…